基軸PJ研究推進プログラム<長寿>オプティマル・ニュー トリションを基軸とする老化 ・加齢関連疾患の制御

長寿

研究概要

Tsubota

食事から生じる代謝産物やインスリンなどの食事誘発性ホルモンはシグナル分子としてはたらき、遺伝子発現や代謝を制御している。また食事制限及び下流因子サーチュイン、mTOR、FOXO因子によって寿命の延長や疾患が予防できるという事実から、食事や代謝シグナルを起点とした老化の理解と制御が求められている。しかしながら年齢、性別、概日周期において変化する代謝システムの理解やそれぞれの細胞・組織・器官における最適な代謝バランス制御の理解、さらには食事/栄養に対する細胞応答制御(ニュートリゲノミクス)の理解が欠如している。そのため、最適化された食事・代謝プロファイルを「オプティマル・ニュートリション」と定義し、 これを基盤に老化メカニズムの解明並びに老化の制御・加齢関連疾患の予防/治療を試み、さらにはこれらの知見を元に老化制御薬の開発に向けての突破口を開く。



SDGs

1. 貧困をなくそう1. 貧困をなくそう
3. すべての人に健康と福祉を3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに4. 質の高い教育をみんなに
8. 働きがいも経済成長も8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられるまちづくりを11. 住み続けられるまちづくりを
17. パートナーシップで目標を達成しよう17. パートナーシップで目標を達成しよう

プロジェクトメンバー

プロジェクトメンバー・所員について

◎印は研究代表者

◎坪田 一男 医学部 教授 眼科学、免疫、老化制御、光制御
岡野 栄之 医学部/医学研究科 教授/委員長 神経科学、幹細胞生物学、分子生物学、発生生物学、再生医療
三村 將 医学部 教授 神経心理学、老年精神医学
伊藤 裕 医学部 教授 腎臓内科学、代謝学、内分泌学
渡辺 光博 政策・メディア研究科 教授 ヘルスサイエンス、アンチエイジング、代謝疾患、栄養医学、予防医学
福田 真嗣 政策・メディア研究科 特任教授 腸内環境制御学、統合オミクス科学
有田 誠 薬学部 教授 分子生物学、機能生物化学、生物系薬学、医科学一般
古川 良明 理工学部 教授 タンパク質科学、生化学、生物無機化学
安井 正人 医学部 教授 水分子の生命科学・医学、薬理学
新井 康通 医学部 専任講師 老年医学、百寿者・超高齢者コホート研究
チャイ(蔡) ムーチー(慕琪) KGRI 特任助教 神経科学一般、神経化学・神経薬理学、分子生物学、発生生物学
中原 仁 医学部 教授 神経内科学、神経治療学、神経免疫学