学知による社会課題・経営課題解決
課題ワンストップ受入解決ユニット
学術研究の知見を元に再現性や説明性を担保した形で
社会課題や経営課題を解決する部門
本学は令和5年度「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されました。これにもとづき、KGRIでもさまざまな施策に取り組んでいますが、そのひとつとして新たに"課題ワンストップ受入解決ユニット"を設置しました。
企業や自治体などが抱える社会課題や経営課題をワンストップで受け入れ、課題解決に適した学知や経験を有する学内研究者からなる対応チームを組成し、課題に対するソリューションを提供します。
実証的に真理を解明し問題を解決していく科学的な姿勢が福澤諭吉以来伝統の慶應義塾の「実学の精神」です。
本学は人文社会科学、理工医学薬学看護など国内で最も多くの分野にわたりトップレベルの研究者を有しており、また実学の精神を大事にし様々な分野での先導者たることを目指し社会課題解決にも取り組んでまいりました。
この度、政府の要請に応え、これまで個別に行ってきた社会課題解決をより組織的にかつ皆様からご依頼頂きやすいように設けたのが「課題ワンストップ受入解決ユニット」です。
課題が複雑でどの分野の専門家に相談したらよいかわからない場合も、適切な対応領域を提案することが可能です。相談窓口にお気軽にお問合せ下さい。
近年の社会課題、経営課題は単一の学問領域にとどまらず、複数の学問領域にまたがるものが多くあります。課題ワンストップ受入解決ユニットでは、こうした複数の学問領域にまたがる、いわゆる学際領域の課題に対しても学内の研究者をピックアップし、複数分野にまたがる対応チームを組成してワンストップでご相談者の課題解決をすることが可能です。
課題解決のご提案例
各種コンサルティングや制度設計、シミュレーションの実行などのプランニング、シンクタンクとしての関わりにとどまらず、プライシングやターゲット顧客選定、システム開発、学術的なエビデンス創出など、一歩踏み込んだ施策実行・戦術面での支援も含めてご提案させていただきます。また、課題解決の過程で得られた知的財産(特許や実用新案など)の共同出願なども可能です。
フィンテック (経済+理工)
金融サービスの市場設計/制度設計、各種シミュレーションの提案と実行、プライシング提案・ターゲット選定、量子コンピューティングの活用など、経済学+理工学の専門チームを組成しご提案します。
ファイナンシャル・ジェロントロジー (経済/法/医/理工)
ファイナンシャル・ジェロントロジーとは、長寿・加齢によって発生する経済課題を、経済学を中心に法学・医学・理工学などさまざまな研究分野と連携して解決策を見つけ出す新しい研究領域です。高齢者の認知症傾向をAIツールや家計簿データから把握することで信託や後見業務などに活用することができます。また、地域医療や予防医療との連携も実現できます。
サステナブルファイナンス
サステナブルファイナンスとは、気候変動や自然破壊、人権問題など、さまざまな課題を解決し、持続可能な社会を実現するためのESG活動を考慮したファイナンスです。特にグリーンウォッシュではないことを積極的に示すための排出データのセンサリングや分析報告、アドバイスなども可能です。
まずは専門スタッフがご相談者の課題やお悩みについてお伺いします。
下記よりお気軽にご相談ください。