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【開催案内】アーカイブ配信シンポジウム『デジタル時代にメディアは「信頼」を構築できるか:「信頼指標」から考える』(2022.6.中旬配信予定)

2022.04.26

慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)
2040独立自尊プロジェクト

アーカイブ配信シンポジウム
デジタル時代にメディアは「信頼」を構築できるか:「信頼指標」から考える

プラットフォーム企業が登場からわずかの間にネット空間の「統治者」として急成長し大きな影響力を手にしたのとは対照的に、新聞やテレビなどのメディアは衰退や凋落が伝えられて久しい。
そんなデジタル時代に、読者や視聴者との間に「信頼」を構築していく新たな手法として、様々なメディアを一定の指標や基準に基づいて「認証・評価」する試みが世界で始まっている。その一つが、独自に策定した八つの信頼指標(Trust Indicators)を通して「信頼」構築問題に世界的な規模で取り組んでいる国際的コンソーシアム「The trust project」だ。
本シンポジウムは、この取り組みを含めた海外の実践例から積極的に学びつつ、「なぜこれらの指標や基準が採用されたのか」という問いを軸に、「『信頼』構築はいかにして可能か」を多面的に議論したい。

日本、英国、米国の時差を勘案し、アーカイブ配信によってシンポジウムを公開することにしました。
登壇者へのご質問やコメントは『視聴申込』からお寄せください。
お寄せいただきましたご質問等は、パネルディスカッションで議論いたします。

2022年6月中旬 にKGRIウェブサイトにて公開予定

言 語:日本語・英語(同時通訳あり)
配信URLのご案内希望・質問受付︓こちら *終了しました。
*申込みフォームに登録された方には後日配信URLをご案内いたします。
合わせて講演者への質問を受付けています 。
(締切:5月14日(土))

プログラム
■Opening
安井 正人 (医学部教授、KGRI所長)
■Introduction 
松本 一弥(ジャーナリスト、KGRI客員所員)
■Lectures
・Sally Lehrman(Santa Clara University, The Trust Project, Founder and Chief Executive)
・Dr. Benjamin Toff(Oxford University Reuters Institute for the Study of Journalism, Trust in News project, Senior Fellow and Leader)
■Commentary
・古田 大輔 (ジャーナリスト、メディアコラボ代表)
・熊田 安伸(スローニュースシニアコンテンツプロデューサー)
・関 治之(一般社団法人Code for Japan代表理事)
・山本 龍彦(大学院法務研究科教授、KGRI副所長)
・若江 雅子(読売新聞東京本社編集委員)
■Discussion
モデレーター:松本 一弥(ジャーナリスト、KGRI客員所員)

講演者について
・Sally Lehrman氏が率いる「The trust project」は、ニュースに透明性を確保するための世界初の「認証制度」を設立。主要な報道機関とコンソーシアムを結成し、ニュースへの信頼性を認証する基準として8つの指標を提案。この「信頼基準」は100以上のニュースサイトに掲示されている。
・Benjamin Toff氏が代表を務める「Trusit in News project」は、人々がどのようなオンラインニュースソースに信頼をおくのかを研究し、定期的に報告書を発行。報道機関に加えデジタルプラットフォーム事業者がニュースの信頼を支えるためにすべきことを提言。国際比較研究も行う。

イベントポスター

本件に関するお問い合わせ
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート
「2040独立自尊プロジェクト」事務局
Email: kgri_2040pj[at]info.keio.ac.jp
発信の際は[at]を@に置き換えてください。