KGRIスタートアップ研究:音楽認知実験のためのグローバル・ネットワーク
創造
研究概要

音楽は言語と同様全ての社会に存在するが、その構造は非常に多様であり、音楽は言語の起源であるとも言われる。これまで音楽の多様性における生物的制限や文化差が議論されてきた。しかし、この論争を解決できる異文化間の多様性に関するデータが少ない。この問題を解決するために、地球上の多様な集団に行う実験を提案する。具体的には、音楽に関する1)リズム、2)旋律、3)和音、4)言語、5)創造性、6)協力性の実験を行う。最終的に12ヶ国以上から数千人程度の被験者で実現できるように、2019-20年度中にこの実験のネットワークの基礎を構築する。この地球上の音楽認知データをもとに、人間の音楽に生物と文化がお互いに影響しあえることを理解し、作曲者、楽器のメーカー、著作権などといった社会の応用にも貢献できるようにする。
プロジェクト動画:
A global network for experimental music cognition
プレスリリース:
"Stand by me"? -120人の研究者が音楽の進化的起源を議論- (2021.10.13)
SDGs



プロジェクトメンバー
プロジェクトメンバー・所員について◎印は研究代表者
氏名 | 所属研究機関 | 職位 | 研究分野・関心領域 |
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◎サベジ パトリック | 環境情報学部 | 特任准教授 | 民族音楽学、比較音楽学 |
マーグリス エリザベート | プリンストン大学 音楽学部 | 教授 | 楽理 |
ジャコビ ノリ | マックスプランク経験的美学研究所 | 研究班リーダー | 脳神経科学、聴覚認知 |
藤井 進也 | 環境情報学部 | 准教授 | 脳神経科学 |
佐藤 肖一郎 | 政策・メディア研究科 | 修士課程 | 比較音楽学 |
大穀 英雄 (2020/11/1-) | 政策・メディア研究科 | 修士課程 | 比較音楽学 |