APRU人口高齢化研究ハブ

長寿

研究概要

環太平洋諸国は、世界のどこよりも多彩な人口動態の変化を遂げている。経済成長と健康開発によって、出生率は低下し、人々はより長く健康に生きることができるようになった。日本はこのような趨勢の最前線にあり、世界で一番高齢者の割合が高い国となっている。また、この人口学的変化は、社会のあらゆる部分に大きな影響を与えている。人口の高齢化のプラスとマイナスの両方の影響を知り、問題を解決する機会を得るための学際研究と教育は、APRU(環太平洋大学協会)会員に共通する関心で、人口の高齢化の影響を議論し、解決策を共有する必要がある。2018-2020年の間、慶應義塾大学は人口高齢化研究のハブを担い、会員大学と協力してベストプラクティスを共有し、研究を紹介し、政府や産業界と連携し、新規かつ関連する研究協力を促進することとしたい。この幅広い目標を達成するため、ハブは会員の大学が主催する年次カンファレンスやワークショップ/ミーティングを支援する。2019年に計画されている活動には以下のものが含まれる。(1)The 10th APRU Population Aging Conference:2019年10月13日・14日(慶應義塾大学)、(2)G20保健大臣会合:2019年10月19日~20日(岡山)、Global Health Forum of Boao Forum for AsiaやNikkei Super Active Ageing Society Conferenceへの貢献、(3)WHO Kobe センター研究費を使った国際共同研究の推進など。

プロジェクトメンバー

プロジェクトメンバー・所員について

◎印は研究代表者

◎岡野 栄之 医学部/医学研究科 教授/委員長 神経科学一般、神経化学・神経薬理学、分子生物学、発生生物学
中谷 比呂樹 グローバルリサーチインスティテュート(KGRI) 特任教授 グローバルヘルス、公衆衛生、保健政策
坪田 一男 医学部 教授 眼科学、免疫、老化制御、光制御
三村 將 医学部 教授 神経心理学および老年精神医学
伊藤 裕 医学部 教授 腎臓内科学、代謝学、内分泌学
安井 正人 医学部/グローバルリサーチインスティテュート (KGRI) 教授/所長 水分子の生命科学・医学、薬理学
新井 康通 医学部 専任講師 老年医学、百寿者・超高齢者コホート研究