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【開催報告】KGRIセミナーイベント「『ネクストファミリー』の時代の価値創造を考える──2050年の家族・パートナーシップ像と企業経営のかたち」(2025.12.4開催)

2025.12.24

Only available in Japanese

2025年12月4日、KGRI課題ワンストップ受入解決(Ideation & Activation)ユニット主催の「『ネクストファミリー』の時代の価値創造を考える──2050年の家族・パートナーシップ像と企業経営のかたち」が慶應義塾大学三田キャンパスG-Labにて開催されました。

ネクストファミリーとは、社会環境や価値観の変化、少子高齢化等により単身者割合が急速に増加し、家族やパートナーシップの在り方も多様化している時代に、日本において家族研究をリードされている阪井裕一郎准教授により提案された新たな繋がりの形を表す言葉です。今回は、主に企業の経営企画、人事、事業開発担当者を対象として、阪井先生の他、3名の実務家から、2050年の家族・パートナーシップ像の変化や、それを踏まえた新しい事業の開発、企業経営の変革に関する提言がなされました。

第1部では、家族社会学に基づく人口・世帯構造の将来予測や、民間主導によるパートナーシップ証明の社会実装など、制度と実態のギャップに関する現状、その先に目指したい新しい繋がり形等が紹介されました。

続く第2部では、多様化する生活者の「N=1の痛み」を起点とした商品・サービス開発やマーケティング、既存の組織文化(OS)を書き換える経営改革の必要性など、産業化に向けた最新論点が議論されました。

さらに、第3部では現地参加者を対象にネットワーキングセッションが行われ、多様な業界の実務家と登壇者との間で活発な交流が生まれました。「ネクストファミリー」市場の開拓に向け、学知を活用した事業・組織変革の次の一歩を踏み出す有意義な機会となりました。
なお、当日の発表内容を後日動画にて公開する予定です。

慶應義塾大学文学部 阪井裕一郎准教授によるレクチャーの様子
慶應義塾大学文学部 阪井裕一郎准教授によるレクチャーの様子

一般社団法人Famiee共同代表理事、株式会社wagamama共同代表取締役・内山 穂南氏によるレクチャーの様子
一般社団法人Famiee共同代表理事、株式会社wagamama共同代表取締役・内山 穂南氏によるレクチャーの様子

パネルディスカッションの様子。左から博報堂キャリジョ研プラス リーダー・白根由麻氏、エール株式会社 取締役・篠田真貴子氏、慶應義塾大学文学部 准教授・阪井裕一郎氏
パネルディスカッションの様子。左から博報堂キャリジョ研プラス リーダー・白根由麻氏、エール株式会社 取締役・篠田真貴子氏、慶應義塾大学文学部 准教授・阪井裕一郎氏

(撮影:今井駿介)

開催日時:2025年12月4日(木)16:00 - 19:30
会場:三田キャンパス 東館6階G-Lab

【本イベントに関するお問合せ】
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI) 事務局
メールアドレス:kgri-office@adst.keio.ac.jp