【開催報告】Hidden Jewels Session -Special Edition Vol.2『学知温泉:テクノロジーと価値創出を多様なアプローチから考える』(2025.11.28開催)
2025.12.18Only available in Japanese
2025年11月28日(金)、Hidden Jewels Session -Special Edition Vol.2として、タレントふかわりょう氏をMCにお迎えし『学知温泉:テクノロジーと価値創出を多様なアプローチから考える』と題したトークイベントが開催されました。
始めに、ふかわ氏とサブMCの樋口亜由美KGRI特任准教授によるオープニングトークでイベントの開催趣旨や主催であるKGRIの活動の目的について説明がありました。
続いて、藤井進也環境情報学部准教授により、「音楽神経科学の先端研究と応用可能性:ドラマー研究者による価値創造へのアプローチ」と題した研究発表がありました。ドラムや音楽に魅せられ自らの研究テーマとして深く追究していく中で、どのように研究価値を見出していったのか、研究の様子や実際の演奏の動画も交えながらの熱のこもった講演は会場の共感を呼んでいました。
続いて、村松眞由理工学部機械工学科准教授による「構造材料のマテリアルズインフォマティクス」についての研究発表がありました。日本のものづくり産業への応用という価値創造を念頭に構造材料の様々な特性の向上を狙い、材料組織ならびに製造パラメータの提案をも可能にする生成AIを用いたマテリアルズインフォマティクスシステムの開発について、実験データを引用しながら丁寧な説明がなされ、会場は熱心に耳を傾けていました。
二つの研究発表の後には、初代KGRI所長でもある駒村圭吾法学部法律学科教授をお迎えし、4名での異分野トークセッションが行われました。音楽神経科学、数値シミュレーション、法学、多様な領域の研究者と表現者が、研究の先にもたらされる価値とは何か、研究者としての技術-AIへの向き合い方や人間の幸せの根源や感じ方、様々なトピックについて熱いトークが展開され、「学知温泉」というタイトル通り、異分野から湧き出る多様な学知と垣根を超えた交わりを浴びた会場にそれぞれの深い思慮をもたらす時間になりました。
トークの様子は後日動画にて公開致します。
開催日時:2025年11月28日(金)16:30~18:00
会場:三田キャンパス 東館6階G-Lab

