イベント/開催案内

【開催案内】WORKSHOP:「システミックデザイン」による新たなるビジネス機会の創出 ──「気候変動 × 都市」をテーマに考える(2025.12.10開催)

2025.11.12

Only available in Japanese

イベント告知

WORKSHOP「システミックデザイン」による新たなるビジネス機会の創出
 ──「気候変動 × 都市」をテーマに考える

■イベント概要
地球温暖化の進行や国際情勢の不安定化など、私たちが直面する課題はより複雑化する一方、企業にも事業活動を通じた社会課題の解決が求められるようになってきました。
そうした背景のもと、慶應義塾大学ではいま注目を集めるイノベーション創出手法である「システミックデザイン」の方法論を活用し、社会性と経済性を両立する21世紀型企業へのシフトを支援する「慶應システミックイノベーション・センター(Center for Systemic Design & Innovation, Keio)(仮称)」の設立に向けて活動を開始します。
「システミックデザイン」とは、複雑な社会システムや環境問題、組織の課題などに対して、関係性に着目して根本的な変革を目指す手法です。社会の課題が複雑化し、その解決のために多様なステークホルダーとの共創が求められる2020年代において、「デザイン思考」と「システム思考」を融合させた本手法への期待が寄せられています。
システミックデザインの手法には、「システムそのものを動かす、システムレベルでの変革を目指す」「複数の介入策を戦略的に構成するポートフォリオをつくり、多様なステークホルダーでの連携を促す」などの特徴があり、以下のような課題を抱える企業・行政関係者が取り入れるケースが出てきています。

● 企業経営において「社会性」と「経済性」の両立が求められるなかで、自社がどのような社会課題に今後対応していくべきか、中長期的なありたい姿を描けていない
● 自社のビジネスを循環(サーキュラー)型にシフトしたいが、その方法がわからない
● 「社会性」と「経済性」の両立というテーマを、研究企画におけるロードマップ策定や、研究開発に反映できていない
● 社会の課題が複雑化するなかで、従来のデザイン手法ではイノベーション創出に限界があると感じている
● 社外との共創やオープンイノベーションの仕組みを検討しているが、対象とすべき課題やプログラム設計に難しさを感じている

本研究&社会実装活動では、サービスデザイン/システミックデザインの第一人者であり、『システミックデザインの実践』の監訳も務めた慶應義塾大学経済学部・武山政直教授を中心に、慶應義塾内外の研究者との連携によって、方法論の開発や企業向けのコンサルティングサービスの提供に取り組んでいきます。

活動の第一弾として、イベント「『システミックデザイン』による新たなるビジネス機会の創出──『気候変動 × 都市』をテーマに考える」を12月10日に開催します。システミックデザインの手法を通じて「気候変動 × 都市」分野における課題の特定や介入点の特定、新しいソリューションについて検討していくワークショップです。

■日時:2025年12月10日(水) 14:00 - 18:30(開場:13:30)
 ※最大19時程度まで延長する場合があります。
■会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 東館6階 G-Lab
 ※アクセス:キャンパスマップはこちら(東館はキャンパスマップ⑬の建物です)
■対象:
・事業開発にシステミックデザインの手法を活かしたいと考えている新規事業開発、研究企画・開発部の方々
・会社の中長期的な方針に手法を活かしたい経営企画部の方々
・新たなるイノベーション手法の導入に関心のあるビジネスパーソン
・システミックデザインの手法を業務に活かしたいと考えている事業会社のデザイナー
■参加費:無料
■参加登録:参加登録はこちら  ※申込締切 2025年12月3日(水)
 ※1社様につき最大2~3名程度でのお申込みでお願いいたします。
■プログラム:
 14:00-14:20 本活動のご紹介
 14:20-14:50 武山政直教授による「システミックデザイン」に関するレクチャー
 14:50-17:50 システミックデザインの手法を体験するワークショップ
 17:50-18:00 まとめ
 18:00-18:30 懇親会

講師:
武山政直(たけやま・まさなお)
慶應義塾大学経済学部教授/デザインストラテジスト。慶應義塾大学経済学部卒業。
Ph.D.(カリフォルニア大学)。慶應義塾大学環境情報学部助手、東京都市大学准教授を経て、慶應義塾大学経済学部准教授(2003)、同教授就任(2008)。経済地理学、マーケティング論、行動科学を応用したサービスデザイン手法の研究や産学共同プロジェクトを推進中。
Service Design Network 日本支部共同代表。ACTANT 共同創業者。

ファシリテーター:
津久井かほる(つくい・かほる)
KGRI客員所員、ACTANT 共同創業者、デザインリサーチャー。慶應義塾大学経済学部卒業、イタリア
Domus Academy大学院サービスデザイン修士課程修了。2013年ACTANTを共同設立。様々な領域のプロジェクトにてリサーチ/デザインディレクションを担当。慶應義塾大学では研究員として、サービスデザインや行動デザイン手法の開発にも従事し、研究と実践を繋ぐ。

岡田弘太郎(おかだ・こうたろう)
一般社団法人デサイロ代表理事。2022年、人文・社会科学分野の研究者を中心としたシンクタンクである一般社団法人デサイロを設立し、産官学の多様なステークホルダーとの連携によるプロジェクト創出や知の拠点づくり、企業向けのコンサルティングサービスの提供などを行なう。「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」選出。慶應義塾大学在学中は武山政直研究会に所属し、サービスデザインを専攻。


■主催(本件に関するお問い合わせ先):
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)
課題ワンストップ受入解決ユニット事務局
メール:kgri-ianda@adst.keio.ac.jp
https://www.kgri.keio.ac.jp/

■運営サポート:
一般社団法人デサイロ
メール:contact@de-silo.xyz
https://de-silo.xyz/