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【ニュース】米カーネギーメロン大学とのパートナーシップ深耕のための 伊藤塾長ならびに慶應AIセンターの現地訪問報告

2025.10.09

概要

2025年9月8日(月)、9日(火)に米カーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University: CMU)を訪問し、CMU Farnam Jahanian学長と慶應 伊藤公平塾長のトップ交流と「慶應AIセンター」の活動状況の共有を行いました。

慶應義塾大学は、CMUとのAIパートナーシップに基づき、研究メンバー企業9社と次世代のAIをリードする「慶應AIセンター」を設立しています。設立から1年を迎える9月に「慶應AIセンター」のリーダが集まり、複数の研究施設の視察やCMU教授らとの意見交換を行い、今後の連携強化の可能性を確認できました。

今回の訪問では、「慶應AIセンター」パートナ企業の9社からもKDDI、伊藤忠テクノソリューションズ、東京海上ホールディングス、日本電気に参加頂き、企業研究員の派遣の可能性についても議論されました。
慶應義塾大学が、CMUとのパートナシップを深めながら、日本の産業界のキープレーヤーとも連携を深め、AIの社会実装を加速させる大きな役割を担うことは重要であり、今後も継続していきます。

現地訪問の目的

CMU、慶應義塾大学のトップ交流のタイミングを活かし、以下3点を主な目的としました。
・CMU Jahanian学長、慶應 伊藤塾長との両校交流の意義確認ならびに今後の拡大可能性を確認する。
・「慶應AIセンター」の活動状況をマネジメント視点で再確認することに加え、現地研究施設の拡張計画なども視察の上、今後の研究計画の見直しに活用する。
・パートナー企業の興味領域とCMU研究テーマのマッチングを「慶應AIセンター」の知見を入れて行い、企業連携の強化ならびに社会実装の促進に向けた議論を加速する。

内容

・9/8(月) 午前中のセション
CMUリーダシップのMartial Hebert学部長、Theresa Mayer副学長ならびに、伊藤塾長からのご挨拶で午前中のセションを開始しました。
慶應義塾大学からは、慶應AIセンターの教授、CMUに滞在中の学生を含めて13名、パートナ企業からは7名の合計20名が参加、CMUからは教授、学生ら含めて30名ほどが出席しました。

プロジェクト状況の共有は慶應AIセンター長・杉浦孔明教授による両校のパートナシップ締結以降のマイルストンの確認とともに、CMUで学ぶ留学生の実績や今後の計画が共有されました。その後は、両校の教授らからプロジェクトのアップデート、パートナ企業からの注力領域の紹介がありました。

・9/8(月) 午後のCMU研究施設見学
CMUキャンパスから少し離れた場所に研究施設があり、増設予定の建物なども含め見学させていただきました。施設は十分なスペースが確保されており、社会実装までを短期間に行う専門家との連携など工夫されていることを確認できました。

・9/8(月)夕刻のレセプション
CMU Jahanian学長、伊藤塾長、企業のエグゼクティブらを含めて懇親を深めることができました。

・9/9(火)パートナ企業とのオープンセション
CMUキャンパス施設で、拡張現実やヒューマンインタラクションをテーマにパートナ企業とディスカションを行い、今後のさらなる連携可能性についてのきっかけが作れました。


お問い合わせ

慶應義塾大学 慶應AIセンター 事務局
kai-center-office@keio.jp