【採択者決定】2023年度 KGRIプレ・スタートアップ研究補助金
2023.06.28Only available in Japanese
KGRIは、慶應義塾大学のグローバル化と学際研究を力強く推進するため、2020年度から、スタートアップ研究に至る前段階の萌芽的な研究に対して、プレ・スタートアップ研究補助金助成を行っている。本年度は募集要項の周知方法を改めた結果、応募件数としては横ばいだったものの、若干ではあるが、これまでより幅広い研究領域からの応募があった。
本年度の採択者は以下の通りである。本補助金が、採択者において適切かつ有効に活用され、各研究の発展を支える一助になれば幸いである。さらには、次年度以降、学内の領域横断的研究チームの組成が行われ、より大型の研究資金の獲得や、よりグローバルかつ学際的な展開へとつながることを期待したい。
【採択者】
「認知症患者・失語症患者の言語における時間―意味ダイナミクスの解明」
板口 典弘(文学部 准教授)
「結核蔓延度から考える透析患者へのIGRA検査による潜在性結核診断・治療の意義」
吉藤 歩(医学部 専任講師)
「ワクチン接種の最適な自己決定に貢献するPOCT型免疫予測システムの構築」
上蓑 義典(医学部 専任講師)
「地域在住高齢者のフレイル・サルコペニアのサブタイプと経時的推移:日米伊の国際比較」
大澤 祐介(健康マネジメント研究科 准教授)
「文化芸術を日常に取り入れた社会福祉サービスの設計」
佐藤 千尋(KMD 専任講師)
(以上計5名、各80万円)
「AIとの対話による問題解決場面における心理過程の解明」
菅 さやか(文学部 准教授)
「1分子の自律的な拡散運動による神経変性機構の解明」
前田 純宏(医学部 専任講師)
「軟骨伝導補聴器格納式義耳の音響的安定性向上のための形状最適化研究」
西山 崇経(医学部 専任講師)
「フェムテック開発のための事前調査:業界の現状や問題点を把握し、盲点になっている領域を探る」
長谷川 愛(理工学部 准教授)
「ドラマージストニアの脳内機序解明」
藤井 進也(環境情報学部 准教授)
(以上計5名、各30万円)