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【開催報告】Pacific Forum(KGRI共催)「日米から見るサイバーセキュリティと海底ケーブル」(2020.10.22開催)

2020.11.16
Pacific Forum「日米から見るサイバーセキュリティと海底ケーブル」開催報告

 2020年10月22日(木)に、Pacific Forum(KGRI共催)の公開セミナー「日米から見るサイバーセキュリティと海底ケーブル」がオンラインで開催されました。ウェビナー形式で100名を超える参加がありました。本セミナーは学部生・大学院生向けに設定されたものです。

 最初の講演者は米国のサイバーストラテジスト&コンサルタントであるクリスティーナ・アヨティス氏でした。ニューヨークからオンライン参加した同氏は、インターネット・ガバナンスがますます重要になっていることを指摘しました。

 第二の講演者はNTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジストの松原実穂子氏でした。同氏は携帯電話が4Gから5Gへ発展していく中での日米豪の協力によるサイバーセキュリティの重要性を指摘しました。

 最後に、土屋大洋 KGRI上席所員/政策・メディア研究科教授は、グローバルにつながるインターネットの基盤としての海底ケーブルの発展とその脆弱性について指摘しました。

 質疑応答では、人材育成の重要性や重要インフラ保護のあり方について議論が行われました。司会者が設定した参加者へのアンケートでは、「日米のサイバーセキュリティにおける協力は、サイバー脅威の高度化、規模のベースに対応できていると思いますか?」という質問に対し、「はい」が9%、「いいえ」が46%、「わからない」が44%でした。また、「日米同盟において、どちらの国が東アジアの海底デジタルインフラストラクチャーを保護する責任を負うべきだと思いますか?」という質問に対しては、「アメリカ」が9%、「日本」が13%、「日米両国の責任」が78%となり、日米両国の協力の必要性が確認されました。

【開催案内】
Pacific Forum (KGRI共催) 日米から見るサイバーセキュリティと海底ケーブル(2020.10.22開催)

【プロジェクト】
基軸PJ研究推進プログラム<安全> 変革期の安全保障と統治構造