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【開催報告】K-Med (KGRI共催) シンポジウム「コロナ危機を科学的に捉える」(2020.9.24開催)

2020.09.25

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K-Med (KGRI共催) シンポジウム「コロナ危機を科学的に捉える」開催報告

 2020年9月24日(木)17:30〜19:30に、K-Med (KGRI共催) シンポジウム「コロナ危機を科学的に捉える」をオンラインで開催しました。大学関係者ばかりでなく、幅広い業種、幅広い年代の方々に83名の登録をいただき、新型コロナウィルス感染症の問題が広く皆様の関心事となっていることが伺えました。この場をお借りして、ご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。

 シンポジウムでは、はじめに理工学部 竹村研治郎教授より、慶應メドテックデザインプロジェクト(K-Med)の活動と本シンポジウム開催の趣旨が説明されました。新型コロナウィルス感染症の流行をきっかけに、何を思いメンバーが集まったのか、そして、この半年間の活動を皆様と共有することの意義をご説明しました。

 つぎに、理工学部 三木則尚教授、中西美和教授より危機を科学的に捉えることの動機付けやリスクマネジメントの考え方をご紹介しました。大学の視点に立ってコロナ危機をどのように乗り越えていくべきか、防護的安全と生産的安全の概念などが説明されました。

 さらに、理工学部 奥田知明教授からは環境化学の専門家の視点から、マスクの性能評価や飛沫拡散の評価に関する半年間の取り組みが報告されました。自身が取り組んだ計測のデータや情報発信を中心に、俯瞰的に解説されました。

 最後に、理工学部 石上玄也准教授がフェイスシールドを慶應義塾大学病院に供給した緊急対応のものづくりについて報告され、多くの制限の下でのエンジニアリングの可能性をお話ししました。また、この経験からの学びを振り返り、一時的な緊急対応から継続的な連携体制・連携意識の醸成の重要性を強調されました。

 ご参加いただいた皆様にK-Medの半年間の活動をご紹介することができ、心より感謝申し上げます。今後ともご指導、ご支援いただければ幸いです。

 なお、本シンポジウムの動画は、こちらでご覧いただけます。



K-Med_20200924.png

講演者によるディスカッションの様子




【プロジェクト】
KGRI新型コロナウイルス危機研究:実践的メドテックデザインプロジェクト〜緊急対応からの学びとポストコロナ時代