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【開催報告】「グローバルヘルスセキュリティ~今そこにある危機への対策」(2018.7.27開催)
2018.07.31平成30年7月27日(金)三田キャンパス北館会議室2にて,安全クラスター「感染症グローバリゼーションに対する国際的・医学的枠組みの構築研究」プロジェクト主催によるミニシンポジウム「グローバルヘルスセキュリティ~今こそにある危機への対策」を開催しました。
国際感染症に関するグローバルセキュリティは現在危機的状況にあることを,ワクチン面,診断面,行政と医政の面から検討しました。
ワクチン面では,生産力,ワクチン開発技術ともに日本の技術力が脆弱化し,その原因が薬機法などの医政にあることが示唆されました。診断においては,国際感染症の拡大防止には,高感度迅速診断法の開発が重要であり,エボラウイルス病の事例により,高感度迅速診断の重要性が認知されたことが紹介されました。
また,日本では認知度の低い橋本イニシアチブが,グローバルヘルスセキュリティの分野では高い評価を受けていることが紹介されたと同時に,国際安全保障の観点からは,国際協力が不可欠であることが認識され,課題抽出されました。
横手講師,日本のワクチンの脆弱性を語る。
安田教授,国際感染症対策における高感度迅速診断の重要性を語る。
青木教授,国際感染症における国際法の役割を語る。
前平講師,国際感染症対策の社会科学を語る。
当日の資料(一部)は,こちらからご覧いただけます。
「日本におけるワクチンの課題」横手公幸
「グローバル・ヘルス法制度の概観~戦略バイオプロジェクトを振り返って」青木節子
「課題提起」前平由紀
「橋本イニシアチブとは」天野由美