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KGRI Lecture Series: (2018.1.26開催) #2"Key Technologies and Challenges in 5G Networks: Reduction of Complexity for Resource Allocation in Massive MIMO"

2017.12.27

慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)では,国際的な研究・教育交流を図ることを目的として,最先端の研究・教育に携わる方を国内外よりお招きして講演会を開催しています。

同日10:00から開催するProf. P. Takis Mathiopoulosの講演に続き,Chindwin Technological Universityの Maung Sann Maw 教授をお招きして,"Key Technologies and Challenges in 5G Networks: Reduction of Complexity for Resource Allocation in Massive MIMO" と題して講演いただきます。


日 時:2018年1月26日(金)11:30~12:45  開場 9:50
会 場:慶應義塾大学 矢上キャンパス 厚生棟3階 大会議室
共 催:慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI),慶應義塾大学先導研究センター(知的環境研究センター)
対 象:どなたでもご参加いただけます。
言 語:英語(同時通訳なし)
その他:参加費無料,事前登録不要

講演概要:
第4世代(4G)移動無線通信システムは、現在多くの地域で採用されてきている。しかしながら、スマートフォンで求められるサービスや、Internet of Things(IoT)やMachine to Machine(M2M)での多数の接続デバイスでは、4Gの技術では達成できない極めて高速なデータ伝送速度と低遅延が求められる。これらの要求を満たすために、第5世代(5G)移動無線通信ネットワークの構築に対して、研究者やシステム設計者が日夜、精力的に研究開発に取り組んでいる。本講演では、5Gシステム構築の鍵となる重要な技術を紹介し、解決すべき課題と解決に向けた取り組みについて議論する。そして、最も重要な技術の1つとして、多くの入出力アンテナ(Multi-Input multi-Output, MIMO)を用いたシステムを取り上げ、時空間・電力・周波数などの資源を少ない計算量で効率的に割り当てる方法に関して議論を深める。

講師プロフィール:
Maung Sann Maw(マウン サンモー)は、1998年にマンダレーTechnological大学(MTU)(ミャンマー)電子工学科を卒業し、1998年から2002年まで、同大学で講師を勤勤め、2002年から2005年まで、当時ミャンマーで最大のインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)でデータ通信技術者として働いた。その後、来日し、2007年に慶應義塾大学大学院理工学研究科で修士課程を修了し、2011年には、同大学大学院で博士課程を修了し、博士(工学)の学位を取得した。彼は、2012年からチンドウィン技術大学で准教授として勤務し、2014年には、慶応義塾大学の訪問准教授として来日し、2015年には、チンドウィン技術大学教授に昇格するとともに、2017年まで、ミャンマーのヤンゴン技術的大学とThanlyin技術大学で客員教授としても研究教育に携わった。2017年4月から、慶應義塾大学に訪問教授として来日し、その後、彼は慶應義塾大学で特別招聘教授(グローバル)となり、現在に至っている。彼の研究領域は、第5世代移動無線通信、特にMIMO技術、ブロードバンドOFDM技術、無線ネットワークにおけるダイナミックな資源割当技術、Internet of Things(IoT)などである。


ポスター
関連Webサイト(笹瀬研究室HP

問い合わせ
理工学部情報工学科 笹瀬 巌 (e-mail: sasase@ics.keio.ac.jp)