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Vol.13: 自然なお産しか取り扱わない助産師が、なぜ助産学に工学的視点を取り入れるのか? ~周産期医療分野における現状と課題~

概要

助産師の取り扱える法的範囲は、医療行為(吸引分娩・鉗子分娩等)以外の経膣分娩である。正常な分娩であれば、児を介助するのは助産師であり、産科医ではない。助産師は、産婦が自然の力で産むことをとても大事にしている。しかし、産婦を安楽・安全に出産させ、児を安全に出生させなければならない重圧もある。モノの力よりも自然の力を大事にする傾向のある助産学に工学的視点を取り入れる試みをしているため紹介する。