サイエンスフィクション研究開発・実装センター (SU)
センター概要
本研究センターはアート・創作におけるSFの歴史とその変革を踏まえ、文学、工学、アートの研究者が共同で物語の価値を探索し、人類社会のイノベーションにつなげるための方法論としてのSFのあり方を探求する。本研究センターの目標は以下の4点である。
- A. SFを中心とした物語の仕組みに関する文学・工学・美学横断的な研究
- B. 情報技術等を用いた創造性支援技術の開発
- C. SFプロトタイピングを用いた人々の創造性支援手法の普及
- D. SF研究開発に基づく知財の申請と出版・イベントの開催
2024年度事業計画
■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標
一般社団法人AIアラインメントネットワーク協力によるAIの発展した未来社会シナリオコンテストの実施
■2024年度の新規活動目標と内容、実施の背景
【人工知能学会全国大会オーガナイズドセッション「人工知能と物語応用」(2024年から各年1回を目安)】 情報学G主導による学会セッションの実施
2023年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
2023年度はセンターの構成について議論した。以下6グループについて進めることを決定した。
- 認知教育グループ
- 空想科学コミュニケーショングループ
- 機械との協業グループ
- 文学グループ
- 新たな人類社会のためのロードマッピング形成グループ
- 美学とアートグループ
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
- Ecotic 2024, 招待講演, 2024/1/11, フランス大使館, http://www.gvlab.jp/conferences/ecotic4/ecotic.html
■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
次年度における人工知能学会全国大会でのオーガナイズドセッション発表「OS-32 人工知能と物語応用」において13件以上の応募があった。また、センターに対し複数の機関および複数の国から協働の申込みがあった。
センター オリジナルWebサイト
SDGs
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう
12. つくる責任 つかう責任
16. 平和と公正をすべての人に
17. パートナーシップで目標を達成しよう
設置期間
2024/01/01~2025/12/31
メンバー
◎印は研究代表者
氏名 | 所属研究機関 | 職位 | 研究分野・関心領域 |
---|---|---|---|
◎ 大澤 博隆 | 理工学部 管理工学科 | 准教授 | ヒューマンエージェントインタラクション、SFプロトタイピング |
新島 進 | 経済学部 | 教授 | 近現代フランス文学(レーモン・ルーセル、ジュール・ヴェルヌ)、独身者機械芸術、SF |
長谷川 愛 | 理工学部 機械工学科 | 准教授 | スペキュラティヴ・デザイン、アート&デザイン、ダイバーシティ&エクイティ&インクルージョン、倫理、SF プロトタイピング |
白肌 邦生(2024/5/1-) | KGRI | 訪問教授 | サービス経営、技術経営 |
西中 美和(2024/5/1-) | KGRI | 訪問教授 | ナレッジ・マネジメント、観光地経営 |
木下 裕介(2024/5/1-) | KGRI | 訪問准教授 | サステナビリティ設計学 |
清河 幸子(2024/5/1-) | KGRI | 訪問准教授 | 認知科学、創造的問題解決 |
宮本 道人 | KGRI | 訪問助教 | SFプロトタイピング、ヴァーチャルリアリティ |
難波 優輝 | KGRI | 訪問研究員 | 現代美学, フィクション論, クィア/クリップ理論 |
宮田 龍 | KGRI | 訪問研究員 | サイエンスコミュニケーション |
峯岸 朋弥 | KGRI | 共同研究員 | ヒューマンエージェントインタラクション・SFプロトタイピング |
藤本 敦也(2024/5/2-) | KGRI | 共同研究員 | イノベーション創出、SFプロトタイピングの社会実装 |
葦沢 かもめ(2024/10/1-) | KGRI | 研究員 | AIを活用した小説執筆、およびSFプロトタイピングによる未来予測とその社会応用 |
森 友亮(2024/10/1-) | KGRI | 共同研究員 | 自然言語処理、マルチモーダル、創作支援、エンタテイメントAI |