共生知能創発社会研究センター
センター概要
高度スマート社会の実現を目指すSociety5.0の次のステップとして、人間を起点とした枠組みとしてSociety5.0を強く推進する取り組みである"Humanity2.0"を提唱し、Human in the loopにて実空間とサイバー空間が融合された次世代社会空間の実現に向けた、基礎研究から実応用までを目指す。社会は人間活動から創発される実態なき概念であり、社会への過度な注視は肝心の人を見えなくしてしまう。社会は多様な個人の集合体として結果的に創発されるものであり、人間中心として捉える必要がある。本センターは、これまでの人類をHumanity1.0として、次世代型AIとの共生により、人類をHumanity2.0にアップグレードすることを究極の目的とする。
2023年度事業計画
■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標共知塾:前年度、充実した活動とすることができ、前年度内容を検証して参加者にとって有意義なテーマ・講演者に来年度も登壇いただく。
■2023年度の新規活動目標と内容、実施の背景まずは2022年度に立ち上げた共知塾を2023年度も安定して企画運営し、その知名度を上げることは重要である。研究プロジェクトについては、今年度10月に、NICTBeyond 5G研究開発促進事業にて採択された「ShonanFutureVerse:仮想都市未来像にもとづく超解像度バックキャスティングCPS基盤」との連携を計画している。
2022年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度センター運営の基盤となる各自の国プロでの研究は各自にて実施されている。NEDO人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業も本格ステージにて研究遂行中である。センターとしての活動としては、主張するHumanity2.0についての広報活動として、
・テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」にて特集「AI 驚異の進化と迫るリスク」への出演
・人工知能学会合同研究会での研究セッションの協賛
・雑誌「ウェッジ」等での取材・寄稿
・人工知能学会全国大会での企画セッションの企画
・ネットワン株式会社との共催にて「Webセミナー・メタバース実用化の為のソフトランディング戦略とは」を企画・開催など、
活発な動きとなり、引き続き対外的にも高いアクティビティとなっている。また、今年度より立ち上げた、「共知塾」と命名した産官学を巻き込む勉強会も10回開催するなど、軌道に乗らせることができている。
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
<共知塾>
多様な産学分野の出身者で構成し,人とAIが共生する社会の実現に向けた学際的な議論を行うことを目的とした勉強会、「共知塾」を年間10回実施。
2022年05月25日 三田G-Lab/オンライン同時開催
2022年06月23日 日吉来往舎/オンライン同時開催
2022年07月22日 三田G-Lab/オンライン同時開催
2022年09月14日 三田西校舎532教室/オンライン同時開催
2022年10月13日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2022年11月25日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2022年12月14日 三田G-Lab/オンライン同時開催
2023年01月19日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2023年02月24日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2023年03月19日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2022年06月15日 「2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)」にて企画セッションKS-01 「Infodiment:人・AI共生社会実現に向けた「情報」の新定義」(国立京都国際会館/オンライン)
2022年11月22日 「第22回汎用人工知能研究会(SIG-AGI)」(人工知能学会合同研究会2022内)における「ワークショップ:AGI研究第3の波」の開催に協賛。(矢上キャンパス/オンライン)
2023年01月18日 エヌビディア合同会社・TeamViewerジャパン株式会社・ネットワンシステムズ株式会社と、WEBセミナー「メタバース実用化のためのソフトランディング戦略とは」を共催。(オンライン)
■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
人とAIとの共生や、そのための重要な技術の1つである社会シミュレーション、といった考え方への注目が明らかに高まりつつあり、当センターメンバーの研究活動に加え、一般向け講演や、メディア露出なども貢献に寄与している。特に、年間10回開催している「共知塾」では、毎回センターメンバーや各界のトップランナーの方をお招きしてセミナーを開催した。法人会員・個人会員、さらに都度応募会員も合わせ毎回多くが参加し、ハイブリッド形式でありながら、現地・オンライン一体となり、テーマについての議論を共に深めることができた。
イベント:
慶應義塾・共知塾(第二十回)(2024.02.22開催)慶應義塾・共知塾(第十九回)(2024.01.24開催)
慶應義塾・共知塾(第十八回)(2023.12.21開催)
慶應義塾・共知塾(第十七回)(2023.11.17開催)
慶應義塾・共知塾(第十六回)(2023.10.25開催)
慶應義塾・共知塾(第十五回)(2023.09.22開催)
慶應義塾・共知塾(第十四回)(2023.07.20開催)
慶應義塾・共知塾(第十三回)(2023.06.21開催)
慶應義塾・共知塾(第十二回)(2023.05.26開催)
慶應義塾・共知塾(第十一回)(2023.04.27開催)
地域IoTと情報力コンソーシアムによるシンポジウム (2023.3.27開催)
慶應義塾・共知塾(第十回)(2023.03.22開催)
慶應義塾・共知塾(第九回)(2023.02.24開催)
慶應義塾・共知塾(第八回)(2023.01.19開催)
慶應義塾・共知塾(第七回)(2022.12.14開催)
慶應義塾・共知塾(第六回)(2022.11.25開催)
慶應義塾・共知塾(第五回)(2022.10.13開催)
慶應義塾・共知塾(第四回)(2022.09.14開催)
慶應義塾・共知塾(第三回)(2022.07.22開催)
慶應義塾・共知塾(第二回)(2022.06.23開催)
SDGs
 8. 働きがいも経済成長も
8. 働きがいも経済成長も 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 10. 人や国の不平等をなくそう
10. 人や国の不平等をなくそう 11. 住み続けられるまちづくりを
11. 住み続けられるまちづくりを 12. つくる責任 つかう責任
12. つくる責任 つかう責任 16. 平和と公正をすべての人に
16. 平和と公正をすべての人に設置期間
2021/04/01~2025/03/31メンバー
◎印は研究代表者
| 氏名 | 所属研究機関 | 職位 | 研究分野・関心領域 | 
|---|---|---|---|
| ◎ 栗原 聡 | 理工学部 | 教授 | 人工知能、複雑ネットワーク科学、計算社会科学 | 
| 今井 倫太 | 理工学部 | 教授 | 知能ロボティクス、知能情報学、認知科学 | 
| 斎藤 英雄 | 理工学部 | 教授 | 情報学基礎理論、通信・ネットワーク工学 | 
| 藤田 康範 | 経済学部 | 教授 | 応用経済理論、経済政策 | 
| 吉村 公雄 | 医学部 | 専任講師 | 医療政策・管理学、疫学、臨床疫学、遺伝疫学、生物統計学 | 
| 中澤 仁 | 環境情報学部 | 教授 | 計算機システム・ネットワーク | 
| 山本 龍彦 | 法務研究科 | 教授 | 憲法 | 
| 中西 泰人 | 環境情報学部 | 教授 | マルチメディア・データベース、感性情報学 | 
| 見上 公一 | 理工学部 | 准教授 | 科学社会学・科学技術史(科学技術社会論) | 
| 岡田 有策 | 理工学部 | 教授 | 社会システム工学・安全システム | 
| 大澤 博隆 | 理工学部 | 准教授 | 情報通信/知覚情報処理 (知覚情報処理・知能ロボティクス) | 
| 岨野 太一 | 理工学研究科 | 特任助教 | ヒューマンエージェントインタラクション | 
| 大越 匡 | 環境情報学部 | 准教授 | モバイル/ユビキタスコンピューティング | 
| 山本 仁志 | 政策・メディア研究科 | 特任教授 | 協力の進化、社会的ジレンマ、社会シミュレーション、エージェントベースドモデリング、社会情報 | 
| 梶田 朱音 | KGRI | 共同研究員 | 機械学習、多変量解析 | 
| 田幡 直樹 | KGRI | 共同研究員 | 金融、金融政策、合意形成 | 
| 筒井 潔 | KGRI | 共同研究員 | エネルギー工学、経済、知的財産権 | 
 
       
             
             
               
        
