看護ベストプラクティスセンター(SU)

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センター長 : 武田 祐子(看護医療学部 教授)
活動拠点キャンパス : 信濃町・湘南藤沢

センター概要

看護医療学部と慶應義塾大学病院・看護部との有機的連携により、基礎教育から高度実践家教育までの一貫した看護教育システム・キャリア開発システムの展開、質の高い看護実践と研究の一体的展開を行う。その成果を慶應義塾大学病院はもとより、広く社会に還元し、看護のベストプラクティスの発展に貢献することを目的として「看護ベストプラクティスセンター」を設置する。

センターにおける活動の柱は、(1)「基礎教育から一貫した看護教育・キャリア開発システムの確立と運用」(2)「看護実践研究の推進」(3)「地域・国際連携(特にアジア)の構築」(4)「患者・家族との連携による"医療の質向上プロジェクト"の推進」である。

キーワード・主な研究テーマ

ベストプラクティス 看護 実践研究 キャリア開発 看護継続教育 地域連携 アジア連携

2010年度事業計画

■2018年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標

「看護ベストプラクティスセンター」における活動の柱である、(1)「基礎教育から一貫した看護教育・キャリア開発システムの確立と運用」(2)「看護実践研究の推進」(3)「地域・国際連携(特にアジア)の構築」(4)「患者・家族との連携による"医療の質向上プロジェクト"の推進」について、以下の2 つのプロジェクトを推進する。

2009年度より開始された、文部科学省「看護職キャリアシステム構築プラン」による、大学病院看護部と共同で取り組んでいる『看護職キャリアシステム構築--ジェネラルスト・ナースの発達モデル--』のプロジェクトでは、1.ジェネラリスト・ナースの教育プログラム、2.臨床指導者の育成プログラム、3.多様なキャリアパスの開発・支援、4.「病院--学部」人事交流の各プログラムをスタートさせ、その効果検証を行いながらプログラムの改定を行っていく。
また、高度医療における医療専門職チームの役割分担/協働モデルを実証研究に基づいて開発することを目的として、学部/研究科間の横断的なプロジェクトを立ち上げる。医学、看護学、薬学、情報学の専門性を統合し、各分野が一体となって、医療専門職チームの役割分担/協働の先駆的取り組みに関する実態調査を実施し、医療専門職チームの役割分担/協働モデルと評価ツールの作成、モデルの有効性・適用性に関する実証研究、医療専門職チームの役割分担/協働のための教育プログラムの開発を行う。今年度は、特定の領域を選定し、すでに役割分担/協働の先駆的取り組みをしている事例について、視察やグループインタビュー法による実態調査を行う。調査により、活動内容、役割分担/協働の内容と評価、各医療職者の教育トレーニング、実践上の課題、情報共有の方法等を調査し、役割分担/協働が効果的に機能している点やその要因、医療職種間のコミュニケーション・情報共有ネットワークの正確さや効率性、課題等を明らかにする。

2009年度事業報告

■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度

看護医療学部と大学病院・看護部との有機的連携により、基礎教育から高度実践家教育までの一貫した看護教育システム・キャリア開発システムの展開、質の高い看護実践と研究の一体的展開を行い、その成果を慶應義塾大学病院はもとより、広く社会に還元し、看護のベストプラクティスの発展に貢献することを目的として「看護ベストプラクティスセンター」を設置した。センターにおける活動の柱は、(1)「基礎教育から一貫した看護教育・キャリア開発システムの確立と運用」(2)「看護実践研究の推進」(3)「地域・国際連携(特にアジア)の構築」(4)「患者・家族との連携による"医療の質向上プロジェクト"の推進」である。

2009年度は、上記(1)(2)中心に活動を展開した。

  1. 「基礎教育から一貫した看護教育・キャリア開発システムの確立と運用」については、文部科学省「看護職キャリアシステム構築プラン」に病院看護部と共に『看護職キャリアシステム構築--ジェネラルスト・ナースの発達モデル--』を申請して採択され、1.専門職としてのジェネラリスト・ナースの成長発達を細やかに支援する教育プログラム、2.臨床指導者の育成プログラム、3.多様なキャリアパスの開発・支援、4.「病院--学部」人事交流を柱として、各ワーキンググループでプログラムの開発に着手している。2009年度は、5年計画の一年目として、センターの主な役割である教育技法・指導技術の検証など、各プランの効果測定・調査についての準備を行っている。
  2. 「看護実践研究の推進」については、その活動基盤の形成のため、平成22年度 戦略的研究基盤形成支援事業に『高度医療における医療専門職チームの協働体制基盤を強化するための実証的研究』の申請準備を行った。

所員

所員(兼担)

太田喜久子 看護医療学部 教授
小林正弘 看護医療学部(信濃町) 教授
武田祐子 看護医療学部(信濃町) 教授
野末聖香 看護医療学部(信濃町) 教授
宮脇美保子 看護医療学部 専門 教授
茶園美香 看護医療学部(信濃町) 准教授
安田恵美子 看護医療学部 専門 准教授
平井元子 看護医療学部(信濃町) 助教(有期)
三谷智香子 看護医療学部 専門 助教(有期)
高田幸江 看護医療学部(信濃町) 助教(有期)
三上れつ 看護医療学部 教授
大谷俊郎 看護医療学部(信濃町) 教授
小池智子 看護医療学部 准教授
新藤悦子 看護医療学部(信濃町) 准教授
末安民生 看護医療学部(信濃町) 准教授
朴順禮 看護医療学部 専門 専任講師
中村昌子 看護医療学部 専門 助教(有期)
高梨あさき 看護医療学部 専門 助教(有期)
上野いづみ 看護医療学部(信濃町) 助教(有期)

所員

佐藤寧子 先導研究センター 研究員
福田紀子 先導研究センター 研究員