オプティマル・ニュー トリションを基軸とする老化 ・加齢関連疾患の制御
長寿
研究概要
食事から生じる代謝産物やインスリンなどの食事誘発性ホルモンはシグナル分子としてはたらき、遺伝子発現や代謝を制御している。また食事制限及び下流因子サーチュイン、mTOR、FOXO因子によって寿命の延長や疾患が予防できるという事実から、食事や代謝シグナルを起点とした老化の理解と制御が求められている。しかしながら年齢、性別、概日周期において変化する代謝システムの理解やそれぞれの細胞・組織・器官における最適な代謝バランス制御の理解、さらには食事/栄養に対する細胞応答制御(ニュートリゲノミクス)の理解が欠如している。そのため、最適化された食事・代謝プロファイルを「オプティマル・ニュートリション」と定義し、 これを基盤に老化メカニズムの解明並びに老化の制御・加齢関連疾患の予防/治療を試み、さらにはこれらの知見を元に老化制御薬の開発に向けての突破口を開く。
プロジェクトメンバー
◎印は研究代表者
氏名 | 所属研究機関 | 職位 | 研究分野・関心領域 |
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◎坪田 一男 | 医学部 | 教授 | 眼科学、免疫、老化制御、光制御 |
岡野 栄之 | 医学部 | 教授 | 神経科学一般 、神経化学・神経薬理学、分子生物学、発生生物学 |
三村 將 | 医学部 | 教授 | 神経心理学および老年精神医学 |
伊藤 裕 | 医学部 | 教授 | 腎臓内科学、代謝学、内分泌学 |
渡辺 光博 | 政策・メディア研究科 | 教授 | ヘルスサイエンス、アンチエイジング、代謝疾患、栄養医学、予防医学 |
福田 真嗣 | 政策・メディア研究科 | 特任准教授 | 腸内環境制御学、統合オミクス科学 |
有田 誠 | 薬学部 | 教授 | 分子生物学、機能生物化学、生物系薬学、医科学一般 |
古川 良明 | 理工学部 | 准教授 | タンパク質化学、生化学、生物物理化学 |
安井 正人 | 医学部/グローバルリサーチインスティテュート (KGRI) | 教授/所長 | 水分子の生命科学・医学 |
新井 康通 | 医学部 | 専任講師 | 老年医学、百寿者・超高齢者コホート研究 |
蔡 慕琪 | グローバルリサーチインスティテュート (KGRI) | 特任助教 | 神経科学一般、神経化学・神経薬理学、分子生物学、発生生物学 |
中原 仁 (11/1-) | 医学部/グローバルリサーチインスティテュート (KGRI) | 教授/副所長 | 神経内科学、神経治療学、神経免疫学 |