量子コミュニティ

創造

研究概要

本プロジェクトは慶應義塾における物理学・化学・電子工学・光科学の「量子力学に基づく科学技術」の研究者が集結し、問題意識を共有する「量子コミュニティ」を形成し、塾内・国内・国際的な連携を推進することを目的とする。量子力学は現代科学の要であり技術革新の基礎である。21世紀、量子科学技術は新たな発展の段階を迎え、その探求は既存技術が直面する困難の克服(不可能を可能にする)という義塾の精神を体現する。4つの研究推進コミュニティ(QC)を構成して有機的連携を取り、国内・国際プロジェクトへの発展を目指す。QC1 素粒子・宇宙 宇宙・素粒子・ハドロン物理を、物性物理との連携も含めて探求し新概念の構築を目指す。QC2 スピントロニクス・量子情報 本塾の寄与が大きいスピントロニクス、量子計算/通信/計測分野で創造的基礎研究と開発を進める。QC3 量子多体系 凝縮系物質で起こる量子多体現象の研究を、本塾が誇る物理・化学の研究者が協働して進める。QC4 オプト・エレクトロニクス 原子核・電子・光の相互作用による量子効果を先端的ナノテクノロジーにより探索し、量子・光エレクトロニクスへの展開を図る。

プロジェクトメンバー

◎印は研究代表者

氏名 所属研究機関 職位 研究分野・関心領域