イベント/終了/2040PJ

【開催報告】"2040独立自尊プロジェクト"始動!2040年問題に『研究者×産業界×学生』で挑む開かれたコミュニティ(2022.5.31開催)

2022.06.22

Only available in Japanese

2022年5月31日に2040独立自尊プロジェクトのオフィシャルキックオフイベント

「2040独立自尊プロジェクト"始動!2040年問題に『研究者×産業界×学生』で挑む開かれたコミュニティ」がCIC TOKYOで会場とオンラインでのハイブリッド式で開催されました。

企業約55社、行政6団体、学生36名、研究者、投資家など参加者約250名の参加がありました。

研究者ピッチでは、「それぞれが思い描く2040年の絵姿とは?」について以下5名の研究者にご登壇頂きました。

・「スマートホーム研究がもたらす未来」
小川 愛実 氏 / 慶應義塾大学 理工学部 専任講師

・「ありきたりの高分子と水からつきぬけた材料をつくる」
酒井 崇匡 氏 / 東京大学大学院工学系研究科 教授

・「ソフトロボットグループ」
早田 圭之介 氏 / 慶應義塾大学理工学研究科 修士課程

・「細胞が発する言葉:エクソソームが司る新たな疾患生物学」
杉浦 圭 氏 / 東京工業大学 生命理工学院 博士後期課程

・「法学、月へ行く。―法と神経科学の境界線上で―」
小久保 智淳 氏 / 慶應義塾大学大学院法学研究科 研究員

/images/img220531_0371-sugimura.jpg
杉浦 圭 氏


/images/img220531_0577-kokubo.jpg
小久保 智淳 氏

宇宙飛行士、山崎直子氏をスペシャルゲストとしてお招きし、「2040年 人はどこへ向かうのか(宇宙に人が住んでいる可能性)」についてお話しいただきました。

はじめに、「宇宙へ行くこと」を目的とした宇宙計画の歴史を経て、資源採掘、工場や発電所などの宇宙施設利用といった「宇宙の活用」の時代に入ってきていること、宇宙空間での生活を支える水・空気・エネルギー・食糧循環に関する科学技術が、今後の循環型社会の鍵になるのではないかということをご説明いただきました。

次に、宇宙環境における人体の変化を知ることで予防医学に関する知見を得たり、宇宙開発の中で培われた機械やコンピューターに関する技術が社会に還元されたりすることが、人間を拡張していくことにつながるのではないかと述べられました。また、宇宙規模の視点で地球を眺めることで、地球の環境問題やリスクについて考え、早めに手を打っていかなければならないだろうと示されました。そして、人類が他の惑星の環境に影響を与えることは許されるのか?といった宇宙についての秩序・ルールについて考えていく必要性にも触れられました。

最後に、人類は宇宙に進出し自らの進化を選択できる時代に入ろうとしている、2040年に向けて我々は地球と共同作業をしながら未来を作っていけたらいいのではないか、と締めくくられました。

/images/img220531_0791-yamazaki.jpg
山崎 直子 氏

その後、モデレーター 藤瀬 里紗 氏 / CIC Tokyo Project Lead、
浅井 誠 氏 / 慶應義塾大学KGRI 特任教授、
山崎 直子 氏と下記の研究者・学生・企業の方々、
石上 玄也 氏 / 慶應義塾大学理工学部機械工学科 准教授
高橋 栞菜 氏 / 慶應義塾大学法学部法律学科
横田 大輔 氏 / 三菱地所株式会社 
「2040年こんな世界になってほしいけど本当にできるの!?」についてパネルディスカッションを行いました。


/images/img220531_0982-discussion_1.png

企業ピッチでは、
上原 静香 氏 / 株式会社コーセー 美容開発部
荻野 裕史 氏 / 東京エレクトロン株式会社 サステナビリティ統括部 部長
横田 大輔 氏 / 三菱地所株式会社 横浜支店 みなとみらい21開発・エリアマネジメントユニット 統括
青柳 哲人 氏 / アサヒ飲料株式会社 経営企画部事業開発G
加藤 治郎 氏 / セイコーエプソン株式会社 技術開発本部 分析CAEセンター部長
以上5名の方に「それぞれが思い描く2040年の絵姿」についてお話しいただきました。
(本イベント内容についての詳細な報告は追って掲載予定です。)

本プロジェクトの次回一般公開イベントの告知
「超高齢社会に我々は何ができる!?〜テクノロジー×社会システム」
開催日:2022年6月29日(水)18:00~20:00(17:30 開場)
開催場所:CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階)& オンライン
参加費:無料
申込方法:こちらよりお申し込みください。