イベント/創造

【中止】KGRI Lecture Series:(2020.4.2開催) "Watching paint dry"

2020.04.02

今般の新型コロナウイルス感染拡大の状況等を踏まえ、開催を中止することといたしました。参加をご予定いただいていた方には、深くお詫び申し上げます。

慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)では、国際的な研究・教育交流を図ることを目的として、最先端の研究・教育に携わる方を国内外よりお招きして講演会を開催しています。

今回は、マインツ大学 物理学研究所のArash Nikoubashman博士をお招きして、"Watching paint dry"と題して講演いただきます。


日 時:2020年4月2日(木)16:00-17:00 開場15:30
会 場:慶應義塾大学 矢上キャンパス 14棟 2階(セミナールーム202)
主 催:グローバルリサーチインスティテュート(KGRI) 創造クラスター
協 賛:慶應義塾大学理工学部機械工学科
対 象:どなたでもご参加いただけます。
定 員:100名
言 語:英語(同時通訳なし)
その他:参加費無料、事前登録不要

講演概要:
コロイド分散系の乾燥は、塗装、インクジェット印刷、高分子LEDディスプレイ、農薬の散布など、多く場面で発生している。これらのプロセスでは、はじめに溶媒が蒸発し、コロイド粒子の残留物が残る。二重分散コロイド懸濁液の乾燥膜と液滴に対する過去の研究では、十分に速い蒸発によって分離構造となることを明らかにした。この構造では、液体と空気の界面に小さな粒子が堆積し、さらに小さなコロイドと大きなコロイドの均一な混合領域が現れる。単一の処理ステップでそのような(多)層構造を作成する技術は、コーティング、触媒、クロマトグラフィーの用途に非常に有望である。このような新たな相形成のメカニズムを理解するために、いくつかの粒子シミュレーションと動的密度汎関数理論計算を実施した。本セミナーではその結果を紹介する。


講師プロフィール:
Arash Nikoubashman博士は、2012年にウィーン工科大学で物理学の博士号を取得後、プリンストン大学の複合材料センターにてポスドクとして研究に従事し、2015年より、ドイツのマインツ大学のEmmy Noether-リサーチグループのグループリーダーを務めている。専門分野はコンピューターシミュレーションを使用したソフトマターの非平衡および自己組織化挙動である。2015年には化学分野で権威があり、活躍が顕著な若手研究者に贈られるBlavatnik賞を受賞している。


ポスター

本件に関するお問い合わせ
理工学部 荒井規允(e-mail: arai[at]mech.keio.ac.jp)
"[at]"を"@"に変更して送信してください。