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グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)が共同研究推進のためハーヴァード大学ライシャワー研究所と協定締結
2018.05.24慶應義塾グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)では、今年度から始まる基軸プロジェクト(安全クラスター)の一環として「慶應ライシャワー共同研究プロジェクト―戦後日本の"かたち"(Reischauer-Keio Joint Research Project: The "Constitution" of Postwar Japan)」を立ち上げました。これに伴い、KGRIとハーヴァード大学ライシャワー日本研究所が協定をむすび、本共同研究をしっかりと推進するとともに、今後両機関の連携を深めていく運びとなり、2018年5月5日、ハーヴァード大学にて協定の調印式を行いました。
本共同研究は、戦後日本のあゆみを、憲法を軸に再検討するものでありますが、「憲法」の原義が「国の基本的な構造や仕組み」を指すのにならい、単に憲法典の解釈や改憲論といった法律学的な考察を超え、ひろく戦後の基本的な構造を形成してきたさまざまな現象を、歴史学、社会学、政治学、法律学、人文科学などの多様なディシプリンから、日米アジアの研究者が、考察を進めていくものであります。本研究の推進には、本塾法学部の駒村圭吾教授とハーヴァード大学のHelen Hardacre教授(日本宗教社会学)がCo-Directorとして当たることになっております。この協定に基づき、向こう3年間、両機関でワークショップを開催し、最終的には出版というかたちで成果を公表していく予定です。
ハーヴァード大学ライシャワー研究所「憲法改正研究リサーチプロジェクト」のサイトでの本協定締結に関する広報
今回の共同研究は、2015年から2017年にかけて慶應義塾大学法学部とライシャワー日本研究所との間で行われた同名の共同研究を引き継ぐものと位置付けられております。「慶應ライシャワー共同研究プロジェクト―戦後日本の"かたち"」のウエブサイトは、ライシャワー研究所内に設けられております。
本件に関する問い合わせ
慶應義塾スーパーグローバル事業推進室(KGRI担当)
E-mail: kgri@info.keio.ac.jp