イベント/創造/開催案内

KGRI Lecture Series: (2018.1.26開催) #1"Communications over Fading Channels: Past, Present and Future"

2017.12.27

慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)では,国際的な研究・教育交流を図ることを目的として,最先端の研究・教育に携わる方を国内外よりお招きして講演会を開催しています。

今回は,Prof. P. Takis Mathiopoulos, Department of Informatics and Telecommunications, University of Athensをお招きして,"Communications over Fading Channels: Past, Present" と題して講演いただきます。


日 時:2018年1月26日(金)10:00~11:15  開場 9:50
会 場:慶應義塾大学 矢上キャンパス 厚生棟3階 大会議室
共 催:慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI),慶應義塾大学先導研究センター(知的環境研究センター)
対 象:どなたでもご参加いただけます。
言 語:英語(同時通訳なし)
その他:参加費無料,事前登録不要

講演概要:
本講演では、はじめに、無線通信において最も重要な、フェージングチャンネルの古典的な(過去の)モデル化について振り返って説明する。そして、これらのフェージングチャンネルモデルに連携した、無線デジタル通信システムにおいて最も重要な受信機構成について述べる。特に、高速フェージングチャンネルにおける最適受信が可能な受信機であり、複数差動検波(MDD)受信機構成の実用化開発に導いた、最尤系列推定受信機について重点的に説明する。次に、Weibull(短期フェージング)や対数正規(長期フェージング)、一般化-K、η-μ および κ-μ(合成フェージング)チャンネルモデルなど、最先端の(現在の)フェージングチャネルモデル化について説明し、最も重要であるダイバーシチ受信技術およびそれらの適用について述べる。そして、通信技術の進展と連携した、(未来の)フェージングチャンネルのモデル化に対する未解決課題と研究指針を示し議論を深める。

講師プロフィール:
P. Takis Mathiopoulosは、1989年にギリシャのパトラス大学を卒業、1992年にカナダのカールトン大学大学院修士課程を修了、1989年にオタワ大学大学院博士課程を修了して博士学位を取得している。1989年からは、ブリティッシュ・コロンビア大学で教鞭をとり、2000-2003年は教授(フルプロフェッサー)として活躍した。また、2000年から2014年まで、母国ギリシャの国立アテネ天文台(NOA)の宇宙応用・リモートセンシング研究所(ISARS)において、研究ディレクターの要職を務め、無線通信研究グループを設立し、欧州の多くの研究開発プロジェクトに参画し、多くの優れた成果を挙げ、ISARSがこの分野の世界的な技術先導機関であることを広く認知させた。2003年から、アテネ大学の情報科学・電気通信学科でもパートタイムの教授として教鞭をとっていたが、2014年より、同大学のフルタイムの教授に選ばれ、現在に至っている。
研究分野は、発展が著しいデジタル通信システムであり、特に、フェージングチャネルのモデル化と受信機構成、変復調(OFDM, UWB、MIMO)・符号化・干渉除去・伝播路推定・多重アクセス技術などの物理層に関する研究開発、および、アドホックネットワーク、協調通信、ソフトウエア無線、コクニティブ無線などのネットワーク層も含んだ研究開発を、きわめて活発にかつ幅広く行っている。(詳細は英文参照)


ポスター
関連Webサイト(笹瀬研究室HP

問い合わせ
理工学部情報工学科 笹瀬 巌 (e-mail: sasase@ics.keio.ac.jp)