KGRIについて

概要

慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI, Keio University Global Research Institute)は、大学のグローバル化をより一層推進し、世界に貢献する国際研究大学となるための基盤として、既存の慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所を発展的に改組し、2016年11月に設置されました。

慶應義塾大学は、2014年文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」事業に、世界レベルの教育研究を行なうトップ大学として採択されました。それを受けて、福澤の建学理念を活かして「実学(サイエンス)」によって地球社会の持続可能性を高める」ことを目指し、人文社会科学から自然科学まで幅広い学問領域の研究者を擁する総合大学としての強みを活かして、「長寿(Longevity)」「安全(Security)」「創造(Creativity)」の3つのクラスターを設けて、文理融合研究推進を打ち出しました。

KGRIは、その実現拠点として、学内の関連する教育研究分野と密接に連携しながら「長寿」「安全」「創造」の3つのクラスターにおいて文理融合研究や領域横断研究を推進し、その成果を広く国際的に発信することを目的としています。

KGRIでは、3つのクラスターを冠し研究プロジェクトが活動していますが、単一の学問領域ではなく複数の学問領域の研究者が所属し、領域横断的な研究が実施されています。学部・研究科において行なわれているそれぞれの専門分野における最先端の研究を、学際的に応用することによって、社会が抱える諸問題の解決につなげようとするものです。

KGRIは、慶應義塾における最先端の研究、教育と社会とを繋ぐ結節点として、また文理融合研究の拠点として学際的研究が活発に展開され、次代を担う研究者を育成・輩出し、成果を国内外と共有してその持続的発展に寄与することを目指しています。

組織

本部会議

基本方針、事業計画、人事、予算・決算、プロジェクト選定・受託事業受入、小委員会設置 その他、KGRI運営に関わる重要事項

運営会議

KGRI運営業務、本部会議付託事項、プロジェクト企画選定、研究成果の点検・評価

小委員会

寄附講座運営委員会 チェアシップ運営委員会 等

所長メッセージ

20世紀は学問が細分化し、それぞれが著しいスピードで発展することで多くの成果を上げました。その一方で、あまりにも細分化しすぎたため、かえって全体が理解しにくくなってしまうという矛盾を含むこともでてきました。その反省と必要性から、21世紀に入り様々な専門分野から学際的、統合的、システム的なアプローチが試みられています。

慶應義塾は、福澤諭吉先生が唱えた「実学の精神」を教育・研究の理念としてこれまで取り組んできました。「実学」の解釈は様々ですが、その実践には学際的アプローチが欠かせないことはいうまでもありません。学問のための学問にとどまらず、学問を追究していくと同時に実社会にそれを還元していく教育・研究の姿勢が、今改めて問われてきています。そして、慶應義塾は、「実学」の伝統を糧に21世紀の社会を先導していくミッションを担っています。

そのような学問の変革の中、KGRIは2016年に設置されました。KGRIには、現在慶應義塾が掲げている3つの研究の柱、すなわち「長寿(Longevity)」「安全(Security)」「創造(Creativity)」クラスターを基軸とし、慶應義塾の学際的な世界トップレベルの研究を牽引していくことが期待されています。そのためには、世界に開かれたグローバルな研究環境を整備し、次世代を担う若手リーダーの育成も視野に入れて取り組んでいく必要があります。

KGRIの活動を介して、近い将来「文理融合」「学部横断」といった言葉が必要のない、むしろそれらが当たり前の学際的な環境を整えていきたいと思います。そのような環境で学んだ学生たちが世界へとはばたいていく姿を想像してみてください。とても素晴らしいことだと思います。

慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート
所長 安井 正人


所長・副所長の紹介

(前左から:安井所長,土屋副所長 後ろ左から:山本副所長,泰岡副所長,中原副所長)

所長
安井 正人(医学部 教授)

副所長
山本 龍彦(法科大学院 教授),中原 仁(医学部 教授),
泰岡 顕治(理工学部 教授),土屋 大洋(政策・メディア研究科 教授)

歴代の所長・副所長

文理融合クラスター

慶應義塾は、伝統的な学術研究に加え、さまざまな分野にわたり創造的な研究活動を推進しています。総合大学としての強みを生かし、「長寿」「安全」「創造」の3つのクラスターにより、文理融合研究、学問領域横断的研究を推進し、その成果を世界に還元することで持続可能な地球社会の発展に貢献します。

クラスター研究プロジェクト