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【中止】KGRI Great Thinker Series:(2020.3.11開催) "Dynamic Capabilities, Innovation, and Strategic Management: Lessons for Japanese Companies and the Nation State"

2020.03.11

今般の新型コロナウイルス感染拡大の状況等を踏まえ、開催を中止することといたしました。参加をご予定いただいていた方には、深くお詫び申し上げます。

慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)では、国際的な研究・教育交流を図ることを目的として、最先端の研究・教育に携わる方を国内外よりお招きして講演会を開催しています。

今回は、商学研究科からの推薦を受け慶應義塾から名誉博士の称号を授与することになりましたデービッド・J・ティース教授(カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール)による記念講演として、「ダイナミック・ケイパビリティ、イノベーション、そして戦略経営:日本企業と日本のための教訓」と題して講演いただきます。


日 時:2020年3月11日(水)13:00-14:30 開場12:30
約1時間の講演後、國領理事によるインタビュー、会場からの質疑応答の時間を設けます。 会 場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール
主 催:グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)
言 語:英語(同時通訳あり)
その他:参加費無料、事前登録不要、どなたでもご参加いただけます。

講演概要:
ティース教授は、周知のように、「急速に変化する環境に対処するために、社内および社外の能力を統合、構築、および再構成する企業能力」と定義されるダイナミック・ケイパビリティ論を開発しました。

このアイディアは、今日、戦略経営論分野で最も人気のあるビッグ・アイデアの1つとなっています。そして、多くの学者が、この「ダイナミック・ケイパビリティ」の研究に従事しています。日本でも、このダイナミック・ケイパビリティ論は徐々に知られつつあります。しかし、日本では、いまだこのアイディアやパースぺクティブは難解な議論とみなされ、十分に理解されてはいません。

そこで、ダイナミック・ケイパビリティ論とは、どのようなものなのか。それは、イノベーションや戦略経営とどのような関係にあるのか。そして、ダイナミック・ケイパビリティ論は、日本企業にとっても必要で有効なのかどうか。これらについて、ティース教授にお話していただく予定です。


講師プロフィール:

ティース教授は、1948年にニュージーランドで生まれ、カンタベリー大学を卒業し、そしてペンシルバニア大学で経済学の博士号を取得。現在、ティース教授は、カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクールのトーマス・W・タッシャーのグローバルビジネス教授であり、タッシャー・センター・オブ・インテリチュアル・キャピタル・センターの主任教授。「急速に変化する環境に対処するために、社内および社外の能力を統合、構築、および再構成する企業能力」と定義されるダイナミック・ケイパビリティ・パースペクティブを開発した人物でもあり、今日、世界で最も注目されている研究者の一人である。

Science Watchによると、ティース教授は1995年から2005年まで経済学および経営学分野で最も引用された論文の著者であり、過去10年間で引用された学者トップ10人の1人。ティース教授は、2003年に、Strategic Management JournalのBest Paper Prize Award:「Dynamic Capabilities and Strategic Management」を受賞し、さらに同年に戦略経営論およびビジネス経済学におけるViipuri国際賞を受賞。

また、ティース教授は、2011年にハーバート・サイモン賞を受賞し、同年、経営学者のAリスト教授(30人の著名な米国のビジネス教授グループ)の1人に選出。2013年には、ニュージーランドから勲章を授与され、2013年に国際ビジネス学会の優秀学者賞を受賞し、2018年には戦略経営学会から優れた研究者・実践者賞も受賞している。


ポスター

本件に関するお問い合わせ
学術研究支援部KGRI担当(e-mail: kgri[at]info.keio.ac.jp)
"[at]"を"@"に変更して送信してください。