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中国・北京にて日中韓サイバーセキュリティトラック2協議を開催

2017.10.30

 2017年10月12日、第2回日中韓サイバーセキュリティトラック2対話が北京の中国国際問題研究院(CIIS)にて開催されました。慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)の他、日本マイクロソフト株式会社、北京大学、上海国際問題研究院(SIIS)、中国社会科学院、中国国際問題研究院(CIIS)、韓国の高麗大学、韓国の国家安全研究院、北京海泰方円等の研究機関とインターネット企業の専門家が、三ヵ国のサイバー立法の進展、サイバーセキュリティの国際的な進展、重要インフラストラクチャ防護、サイバーインシデント・レスポンス、日中韓サイバー関係等の問題について議論を行いました。中国中央網信弁、中国外交部、CNCERT/CCなどからも関係者が会議に出席しました。

 日中韓サイバーセキュリティトラック2対話は、慶應義塾大学、中国国際問題研究院(CIIS)、高麗大学が2016年に共同で立ち上げ、持ち回りで毎年1回開催している日中韓の重要な対話プラットフォームです。第1回目の対話は、高麗大学で2016年にソウルで開催されました。今回の会議で承認を得た「共同議長声明」を通じて、継続して対話を進め、サイバー立法、サイバー犯罪、重要インフラストラクチャ防護、専門用語の概念など、共通して関心を持つ問題についてさらに研究を進め、日中韓のサイバー問題上の共通認識と差異について明らかにし、平和的にサイバー空間を利用するための方策について模索し、地域の共通認識を構築し、サイバー空間国際協力のために提言を行いました。

共同議長声明(英文)
"Co-Chair's Statement"

日中韓サイバーセキュリティトラック2協議.jpg

関連Webサイト
中国国際問題研究院(CIIS)
第二届中日韩网络安全二轨对话会在我院举行

本ニュースに関する問い合わせ先
プロジェクト名:S17-07 サイバー空間におけるセキュリティとガバナンスに関する調査研究
プロジェクトリーダー:土屋 大洋(e-mail: taiyo@sfc.keio.ac.jp)